自分のモチベーションの源泉を知る!

本日もメルマガの内容より~

<本日のテーマは自分自身を知るその①です>
前回の最後に自分自身を構成する心の三層構造というものを提示させていただきました。「気質」「価値観」「行動特性」といったものでした。これらに気づいていくことによって、自分自身のアイデンティティに近づいて行くことが可能です。では、これらを明確にしていくにはどのようにしていったらいいのでしょうか?
まずは一番オーソドックスな方法からスタートしてみたいと思います。それは
「モチベーション曲線」を作ってみることです。作られたことがある方も多いとは思いますが、自分の歴史をその時どきの出来事とその時の自分のモチベーションを時系列におっていくといったものです。キャリアカウンセラーの世界では「ライフラインチャート」なんていうものもあります。
①横軸には年齢を
②縦軸には出来事、その時に影響を受けた事・人・本、そしてその時の人生の満足度をゼロを起点にプラス1から10点、マイナス1から10点と点数化
上記のモチベーション曲線は、インターネットに数多くの事例が載っていますので、自分の好みにあったものを使われるのがいいでしょう。(もし、必要でしたら動機付け社中でもご案内できるものがあるのでおっしゃってください。)
上記①と②の内容によってモチベーション曲線を作ることによって、以下のようなことがわかってくるかと思います。

・自分のモチベーションが上がるポイント
・自分のモチベーションが下がるポイント
・どんなことに影響を受けやすいのか
・自分の価値観のポイント
・どのような人生の流れの中に今があるのか
・偶然とは思えない人とのご縁
・今後の人生をどのように織り上げていきたいのか

さて、ここで上記①と②に追加して考えていただきたい内容があります。作り上げたモチベーション曲線をみると、人生の転機となったポイントをいくつか発見できます。その時のことを十分思い出し、以下の3点を追加記載いただきたいのです。

1:その時のことを充分感じた際に、目に浮かぶ光景はどんなものか?
2:その時のことを充分感じた際に、心の中に聞こえてくる音はあるとしたらどんな音か?
3:その時のことを充分感じた際に、体に感じる感情はどんなものか?

以上の3点です。これらのことを追加で考えていき、記載していくことで、自分の価値観がどのように形成されてきており、現在どういった特性を自分の価値観の中に持っているのかに気づきやすくなります。この価値観はこれまでの人生の中で培ってきたものであり、そう簡単には変えられるものではありません。
ただ、この価値観を認識することによって、これから起こる物事に対しての自分の反応を変えることができます。そして、これは自分の人生を自分で作っていくことにつながっていくのです。まずはこのファーストステップにトライしてみてください。

次号も「自分自身を知る」といったことに対して引き続き話を進めてまいります。
今回もお付き合いありがとうございました。