価値観の探求 CPS-J続き

動機付社中、Monday Energize Coachの田岡英明です。

<価値観の探求:CPS-J続き>

 

さて、残りの3つのタイプについて解説していきます。

 

4:研究的タイプ

物理的、生物的、社会的諸現象を理解したり、観察したり、研究したりする創造性・体系的活動を好み、説得的、社会的活動、反復を伴う活動を嫌う。この結果、科学的、数学的な能力の発達を促進するが、説得する能力などの発達を阻害する。

 

5:芸術的タイプ

物、言語、喉の素材を操作し、芸術的な作品の創造を目的とした活動を好み、具体的、体系的活動を好まない。この結果、芸術的能力の発展をもたらす反面、事務的、販売的能力の発達を阻害する。

 

6:社会的タイプ

情報伝達、訓練、教育、啓蒙、治療などを目的とした他社との接触を伴う活動を好む反面、物や機械、道具を用いた具体的、体系的活動を好まない。この結果、人間関係能力の発達をもたらすが、手先の能力や技術的能力の発達を阻害する。

 

CPS-Jは価値観というより興味・能力の診断に重きが置かれており、ホランドの理論の上記6つの基本的志向性から生まれる「職業興味」と今現在の「能力に関する自己評価」という2つの側面から個人の適性を把握しようとするツールです。検査は150項目の検査Ⅰ(興味検査)と15項目の検査Ⅱ(能力自己評価検査)で構成されています。

 

CPS-Jではワールド・オブ・ワークブックという円権の評価図によって検査の結果が示されます。これは上記6つのクラスターと職業を関連づけており、さらに12に分けたキャリア領域で構成されています。

 

これにより自分の適職に関して、ある程度明らかにしていくことができます。自分の基本的志向性を理解し、興味・能力から明らかにされる適職もしくは仕事のやり方に気づけたならば、日々の仕事への意欲も変わってくるのではないでしょうか?

 

CPS-Jは多少費用がかかりますが、日本マンパワーにて検査できますので、興味のある方はされてみることをおすすめします。

 

本日は以上です。お付き合いありがとうございました。