キャリアアンカー その7

動機付社中、Monday Energize Coachの田岡英明です。

<価値観の探求:キャリアアンカーその⑦>

 

さて、キャリアアンカーの七つ目は「純粋な挑戦」と呼ばれるものです。

 

この方々は自分のキャリアの特徴を、何事にも、あるいは誰にでも打ち勝つことができるという自覚においています。この方々の定義する「成功」は、不可能と思えるような障害を克服すること、解決不能と思われてきた問題を解決すること、極めて手ごわい相手に勝つことです。この方々は上達するにしたがって、それまで遭遇したことのない手ごわい相手に挑戦を挑んで行くようになります。より一層困難な問題に直面するような職を探していくという形をとる人もいます。このような人たちが専門・職能をアンカーに持つ人たちと違うところは、問題が起こる専門分野ならどこでもおかまいなく挑戦したいというところです。高度の戦略や経営のコンサルタントなどは、この範疇に入るものと考えられます。より一層困難な戦略絡みの任務にひたりたいと思ったらそうできるからです。

 

このような人たちとは別に、対人関係の競争という枠組みで挑戦する人たちもいます。このような方々は日常の戦いや競争を抜きにして自分のキャリアを語ることはできません。戦いや競争では勝つことが全てなのです。

 

ほとんどの人々がある程度は挑戦を求めていると言えますが、純粋な挑戦にアンカーを下ろしている人にとっては、挑戦こそ唯一の大きなテーマです。この方々は常に自己を試す機会がないと退屈し、イライラしてしまうのです。自己を試す素晴らしい機会にみちた組織に対しては結構忠誠心を尽くします。

 

さて、本日ご紹介のキャリア・アンカーはいかがでしたでしょうか?

本日もお付き合いありがとうございました。