「心の時代」における課題

<本日のテーマはメルマガの内容から、年始ですが現代社会の心の問題です。>
 前回お話させていただきましたとおり、成熟社会を迎える日本においては「心の時代」がやってきているかと思います。いま、人々が求めているのは、「生きる意味」「働く意味」等を感じられる社会ではないでしょうか。今年はますますその「思い」が増していくかと考えています。しかし、職場環境を中心にそのシステムは高度経済成長期の価値観にいまだ覆われています。ここに様々なギャップが現れてきています。

*「2014年度版子ども・若者白書(内閣府)」
日本の将来に明るい希望を持つと答えた若者の率(世界との比較)
今を生きる若者の意識~国際比較からみえてくるもの~
(満13歳~29歳までの男女への意識調査)
日本:61.6%
韓国:86.4%
アメリカ:91.1%
イギリス:89.9%
ドイツ:82.4%
フランス:83.3%
スウェーデン:90.8%

*日本の自殺者
27858人(2013年内閣府・警視庁発表)
1日の自殺者数:76人
自殺率:アメリカの2倍、イギリス・イタリアの4倍
20歳から39歳の若年層では自殺は死因順位の1位

等々、様々な問題が噴出してきています。さて、どのような社会環境、どのような自分軸を持っていけばいいのでしょうか?
正解はなかなかありませんが、私は以下のように考えています。
自分軸から述べてまいります。

自分自身のアイデンティティを以下の4つの項目に分け折り合いをつける。
①プライベートでの個のアイデンティティ
②プライベートでの関係性のアイデンティティ
③仕事での個のアイデンティティ
④仕事での関係性のアイデンティティ

です。今後、その中身とどのように自分のアイデンティティを発見し、成長させていくのかといったことについて考えていきたいと思います。