マザー・テレサが「カルカッタの孤児の家の壁に書かれた言葉」に見た、ケント・M・キースの逆説の10カ条を共有させていただきます。
“逆説の10カ条”
1、人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。それでもなお、人を愛しなさい。
2、何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだろうと人に責められるだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
3、成功すれば、うその友だちと本物の敵を知ることになる。それでもなお、成功しなさい。
4、今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。それでもなお、良いことをしなさい。
5、正直で素直なあり方はあなたを無防備にするだろう。それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。
6、もっとも大きな考えを持ったもっとも大きな男女は、もっとも小さな心をもったもっとも小さな男女によって撃ち落とされるかもしれない。それでもなお、大きな考えを持ちなさい。
7、人は弱者をひいきにはするが、勝者のあとにしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい。
8、何年もかけて築いたものが一夜にして崩れさるかもしれない。それでもなお、築きあげなさい。
9、人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。それでもなお、人を助けなさい。
10、世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。
以上共有させていただきました。逆説の10カ条は生きる意味への呼びかけです。狂った世界の中に人間としての意味を発見しようという呼びかけです。
「内面」に必要な意味を、「自分の外」に目をやることによって達成するためには、他の人を愛し、手を貸すことです。子供たちの明るい未来のために、希望のある未来のために、また、自分の意味のある人生を歩むために、心の声に誠実に行動していかねばならないと著者は訴えています。
人財育成を生業とする私ですが、この「逆説の10カ条」を常に意識し、心の軸をぶらさず、愛と絆に溢れる社会創造に少しでも役にたっていきたいと思います。
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